皆様は何を基準にお参りの日を決めますか。
大安?戌の日?特にお祝い事を行うのに、日柄を気になさる方は多いですが、実は神道と六曜はあまり関係ございません。
皆様が気になさる六曜は、元々、中国発祥の時刻を用いた吉凶占いのひとつで、鎌倉時代末期から室町時代にかけて、日本へ伝えられたと云われております。現在のような「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」として定まったのは明治に入って、西洋の太陽暦が使われ始めてからです。そして、私たちの生活の中で“日の吉凶”として広く取り入れられるようになったのは、実は戦後からです。
♪思い立ったが吉日♪
ご祈祷で奏上される祝詞の中に「今日を生く日の足る日と選び定めて…」という言葉があります。物事が生き生きとして栄え、 満ち足りた日と選んで…という意味です。
どの日、どの時間にお参りいただいても、皆さまの心に決めたご参拝日が神様とのご縁を結ぶ良き日なのです。
なるべく混雑しない日時を選ぶのも、新しい生活様式の中では重要です。
また、参拝ができない方のための郵送でのご祈祷もうけたまわっております。ソーシャルディスタンスを保ちながら、皆様の安心安全な参拝をお手伝いできれば幸いです。
1日も早く新型コロナウルイス感染症が終息すると共に、皆様のご健康をお祈り致します。