昔から、実りの秋にはその年の最初に収穫された稲穂などの穀物を、感謝の気持ちとともに神様に捧げていました。最初に収穫したお米(初穂)は、新鮮で、生命力に満ちていると考えられていました。
参拝者の方より「初穂料とは何ですか?」とご質問いただくことがあります。 時代とともに、新穀だけでなく神社にお供えするお酒や食べ物の事も「初穂」というようになりました。現在奉納するお金のことを「初穂料(はつほりょう)」呼ぶのはここに由来します。
稲作を中心に発展してきた日本を象徴する大切な祭儀、新嘗祭。「新」は新しい、「嘗」は食べるという意味で、新穀を神様にお供えし、その年の収穫を感謝する重要な御祭として今日まで受け継がれています。自然の恵み、神様のご加護により、生かして頂いている事への感謝の気持ちを大切に、日々を過ごしていきたいですね。
☆ 11月23日(祝・金)のお知らせ ☆
午前11時より新嘗祭が執り行われます。
御祈祷をご希望の場合、長時間お待ち頂くことがございます。
また、混雑状況により境内への入場を制限させていただく場合がございます。
予めご了承下さい。