2015年11月1日日曜日

こころのあらわれ

秋も一段と深まってまいりましたね。
今回は祈祷の奉仕をする中で感じたことについてお話し致します。
「社殿に入る前に準備しておくことや、社殿内での注意事項はありますか」など、予め質問を受けることも多く、皆様の神様に対する真摯な気持ちを感じます。しかし、その一方で社殿に入った後に、御神前でお宮参りのお祝い着の準備などを始める人、携帯電話で話したり帽子を被ったまま入る人も少なからずいらっしゃいます。
ご祈祷は、日ごろの感謝とともに祈願者一人ひとりの名前をよみ、お願い事を神様に申し上げます。神様の前で忙しなく準備をしたり、ぞんざいな態度では失礼にあたります。これは日常の人と人との関わりでも同じですね。

決まりごとがあるから気を付けるのではなく、まずは神様を敬い、毎日無事健康で過ごせることを感謝する気持ちを持つこと。それが自然に振舞いとして顕れるのではないでしょうか。皆様どうぞゆとりを持って心穏やかにお参り下さい。