明けましておめでとうございます。
お正月を迎え、鏡餅を飾っているご家庭も多いと思います。
鏡餅は豊かな実りをもたらす年神様へのお供え物であり、神様が宿る依代でもあります。
そのお餅を皆で分けて頂くことによって神様の恩恵をお授けいただいているのです。
鏡餅を彩るお飾りにもさまざまな思いを込めた意味があります。
「橙」 家が代々子孫繁栄するよう願った飾りです。
「串柿」 長寿の木である柿は福をかき集めるおめでたい縁起物です。
「裏白(うらじろ)」 葉が左右対称に生えており、葉の裏面が白いことから、二心のない夫婦円満を願ったものです。
「譲葉(ゆずりは)」 新しい葉をつけた後古い葉が落ちるため家系が長く続くことにあやかっています。
「昆布」 よろこぶにかけた縁起物で、喜びを広めるという意味もあります。
神様に感謝し、新たな1年を健やかに過ごしていけるように願う日本人の思いが込められているのですね。
本年も皆様にとって幸多き1年となりますよう、お祈り申し上げます。