2018年7月1日日曜日

ささのはさらさら ~七夕飾りのお話~

関東では早くも梅雨が明け、暑い日が続いております。
さて、境内では七夕飾りや短冊を飾る笹竹を設置しております。
夏の風物詩である七夕は、五節句の一つで、星に願いを込めて笹竹に様々な飾りや短冊を吊るします。折り紙で、投網(とあみ)・折鶴・吹き流し・巾着・紙衣(かみころも)・屑籠(くずかご)などの飾りを作りますが、それぞれに意味があることを皆様はご存知ですか?
・「投網飾り」は豊漁・大漁
・「折鶴」延命長寿
・「巾着」お金が貯まる、節約
・「紙衣」裁縫の上達
・「屑籠」整理整頓、ものを大切にする
・「吹き流し」織糸の象徴で機織りの上達
・「短冊」文字の上達
当社でも、いろいろな七夕飾りを作り、笹竹に飾っています。また、童謡『たなばたさま』の歌詞にある「五色(ごしき)の短冊」の五色は、緑(青)・赤・黄・白・黒(紫)で、中国の五行説に基づき、”仁義礼智信”の5つの徳を表しているとも云われています。

”七夕”という昔から伝わる行事も、調べてみると由来や知識等様々なことを知ることができ、日本の伝統行事の奥深さをつくづく感じますね。

☆笹竹の設置期間について☆
8月7日まで設置。皆様の短冊は8月11日の復興祈願祭にて、心願成就としてご祈祷致します。
ご参拝の折には、短冊にお願い事を是非、お書きください。