2017年5月15日月曜日

5月第二巳の日は辨天様の御祭です

来る518(第二巳の日)、寳生辨財天例祭(ほうしょうべんざいてんれいさい)を執り行います。
学業、芸能、財福の御神徳がある寳生辨財天様の益々の発揚をお祈りする御祭で、女性の神様であることから、当社では女性神職のみでご奉仕を執り行います。
※写真は、昨年の御祭の様子です。

生辨財天の御神像は、毎月5日と巳の日に扉が開けられ、拝見することができます。琵琶を持った姿を思い浮かべる方も多いと思いますが、当社の辨財天像は、八臂(八本の手)の像で、手には刀・法輪・矢・鍵・戟・羂索(縄)・弓・宝棒を持っています。これは仏教と共に弁財天が日本に伝えられた頃の様式です



《寳生辨財天の由緒》
江戸の頃、有馬家上屋敷内に水天宮と共に市杵島姫(いちきしまひめ)神が祀られていました。代々の当主は辨財天を篤く信仰し、第九代藩主 有馬頼徳公が寳生流能楽の技を加賀藩の前田斉広(なりなが)公と競う際、稽古に励み辨財天に願をかけ、勝利をおさめたと云われております。現在も皆様より篤い信仰をいただいております。