草木がいよいよ茂る弥生に入りましたね。
さて、今回はご参拝の皆様から質問の多い「帯祝い」についてです。
先ずは歴史からひも解いていきます。
先ずは歴史からひも解いていきます。
妊娠中にお腹に帯等を巻くことは、他の国では見られない日本独自の習慣です。『古事記』や『日本書紀』では、神功皇后がご懐妊の折、腹帯に石を巻き付け出兵し、帰還後無事に出産されたことが記されています。また「帯祝い」は、宮中で行っていた「着帯の儀」が一般に広まった云われています。当社の御祭神でもある建礼門院が安徳天皇を身籠られたとき、着帯の儀が行われたことが『平家物語』や、当時の公卿である九条兼実の日記『玉葉』などに記されています。
水天宮の安産御守"御子守帯"は、昔ながらの晒の帯です。
無漂白で天然の綿の色である生成りの帯は、肌触りが大変柔らかく、通気性や吸湿性に優れています。(※天然素材のため繊維の中に綿花の欠片が見られます。)
無漂白で天然の綿の色である生成りの帯は、肌触りが大変柔らかく、通気性や吸湿性に優れています。(※天然素材のため繊維の中に綿花の欠片が見られます。)
昔から受け継がれてきた「帯祝い」は、五か月目の戌の日を目安として戌の日に行い、お腹のお子様が安定期まで成長できたお祝いと安産を願う儀式です。
多くのご妊婦様に「帯祝い」を行うと共に御子守帯の良さを感じていただければと思います。