様々なことに取り組むには最適なこの季節。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今、私たち巫女の間で話題となっているのは、記録的に大ヒットしている映画と共に、
その作品の中にでてくる「神社」と「結び」についてです。
今、私たち巫女の間で話題となっているのは、記録的に大ヒットしている映画と共に、
その作品の中にでてくる「神社」と「結び」についてです。
この作品では、映像美の素晴らしさはさる事ながら、「神」・「人」・「時間」・「命」のつながり、日本の伝統工芸である組紐等を通じて、「むすび」が巧みに表現されております。
神道において「むすび」は、「産霊」・「魂」等と表記され、「カミムスヒ」、「タカミムスヒ」の神様としてあらゆるものを生み出す力をもってらっしゃいます。
現在、私たちは、糸と糸とが織なった組紐を使い 、様々な伝統結びを学んでいます。結び目には神が宿ると云われ、結び方や結びの意味合いは時代により目印、鍵、装飾美として変化しつつ、重要な役割を果たしてきたことを知りました。まさに日本の心を表す文化として現代に受け継がれてきたのです。
長いときをへてたくさんの意味をもつ「むすび」。この言葉にこめられた思いを学び、皆と意見をかわすいい機会となりました。
~造化三神を知ろう~
古事記によりますと、天地の最初に現れたのが当社のご祭神でもある「天御中主神(アメノミナカヌシノカミ) 」です。そして次に「神産巣日神(カミムスヒノカミ)」、「高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)」が生命力の象徴として生れ出でます。この三柱を、造化三神と言います。