2016年7月1日金曜日

大和撫子


皆さまは「やまとなでしこ」という言葉を聞いたことがありますか。
ヤマトナデシコの花は、日本の固有種であるカワラナデシコの別名で、その清楚で可憐な様子から、奥ゆかしく慎み深い日本の女性を称える言葉として用いられてきました。また、ナデシコの凛とした芯のある強さから、サッカー女子日本代表の愛称「なでしこジャパン」としても親しまれています。
さて、私たち巫女は御祈祷など御神前で奉仕をする際に、花簪(はなかんざし)を頭に付けます。今の時期は撫子(なでしこ)の花をつけ、皆様をお迎えしています。
季節により簪の花の種類が変わります。
多くの女性が活躍できる現代社会において、私たち巫女も神明奉仕の中で、神様と皆様とをつなぐ大切な役目を担っております。
喜色満面の笑みであふれる神社で、「大和撫子」のような女性になれたらいいなと思います。