2016年2月15日月曜日

正座

東京では梅の花も見頃をむかえ、少しずつ春の訪れを感じるようになりました。
さて、イスとテーブルの生活が当たり前となった現代、普段の生活で正座をすることはありますか。
正座が一般に広まったのは茶道や畳が普及した江戸時代と言われています。それまでは、「かしこまる」姿勢として神仏を拝む時の座り方で、日常は胡坐や立膝がふつうだったようです。(諸説あります)
私たちは、御守を奉製する時や茶道のお稽古等、正座をする機会が多くあります。巫女として奉仕しはじめた頃は長時間の正座はとてもつらいものでしたが、今では正座をし、姿勢を正すことで気持ちが引き締まります。
神道はじめ武芸等、「道」のつくものに「正座」はつきものです。
その道を極める上でも「正座」は、心をおちつかせてくれる凛とした美しい姿のひとつなのではないでしょうか。