2014年9月15日月曜日

相撲

過ごしやすい気候が続き、虫の音にも秋を感じますね。
さて、昨日9月14日より大相撲秋場所が開催されています。相撲は、日本の国技とも称されますが、神事と深く関わりがあることをご存知でしょうか。


相撲の起源は神話の時代にまでさかのぼります。『古事記』や『日本書紀』の中で「角力(すもう)を
)とった」という記述があります。また、奈良時代から平安時代には、「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」の願いを込めた神事として宮中で「相撲節会(すまいのせちえ)」が行われました。
現在でも、力士の所作に神事を垣間見ることができます。例えば、力水で口をすすぐのは、神聖な土俵に上がる前に身を清めるためであり、四股を踏み塩をまくのは、邪気を祓い怪我のないよう祈る意味があるとされています。
力士達の熱い戦いにはスポーツや格闘技として目が離せませんが、現在でも土俵上に受け継がれている神事を身近に感じて頂けるのではないのでしょうか。
上の写真は両国国技館の土俵です。土俵上の屋根も「神明造り(しんめいづくり)」という神社建築で造られています。