2019年6月1日土曜日

水天宮の安産御守~御子守帯と小布~

水無月の季節に入りましたね。
さて今回は、参拝者様から多く寄せられる質問にお答えします!

Q、水天宮の安産御守である“御子守帯御守”と“小布御守”の違いは何ですか?
A、安産信仰の由来と帯祝いの行い方が違います。

*御子守帯(みすゞおび)
当社で、参拝の際、鈴をならす紐を鈴の緒といいます。江戸の頃、水天宮の鈴の緒をお下がりとしていただいたご妊婦様が、腹帯として用いて安産を祈願したところ、ことのほか安産であったことから、人づてに御神徳がひろがり、安産を願う多くの人が水天宮にお参りするようになったと云われています。現在でも、多くのご妊婦様が安産信仰のはじまりでもある“御子守帯”をお受けになり、約5メートルの帯をお腹に巻き、帯祝いを行います。

*小布(こぎれ)
戦時中に物資が不足する中で、安産の御守を求めるご妊婦様へ、御子守帯の代わりとして授与されたのが始まりです。現在では、お持ちのガードル、コルセット等に“小布”を縫い付けて帯祝いを行います。
※当社の帯は、化学蛍光剤を使用していない生成り色となっております。

江戸の頃や戦時中の安産信仰を今に受け継いでいるのが、御子守帯と小布の御守です。
時代の変遷とともに、巾着型御守や福戌御守も御守一式として、お分けするようになりました。
安産信仰を知り、御守の御神徳をどうぞお受け下さい。

☆腹帯無料体験会のご案内☆
毎月1度、水天宮参集殿4階にて、助産師Obiの会の皆さんによる、腹帯体験会を開催しております。次回は、630日の戌の日に開催されます。皆様、是非お越し下さい。