2014年7月1日火曜日

七夕

この時期、短冊が結びつけられた笹竹をあちらこちらで見かけますね。
さて、今回は七夕についてのお話をご紹介致します。

年に一度、七月七日に逢うことができる織姫と彦星のお話は皆様もご存知かと思います。
中国では、この織姫星を祀り、女性たちが針仕事の上達を願う乞巧奠(きっこうでん)という行事が行われていました。
この季節に日本でも古くから、水辺で身を清めた女性(棚機津女‘たなばたつめ’)が神様への布を織り、穢れを祓うという行事が行われていたのです。日本の信仰と奈良時代に伝来した中国の伝説と風習が結びつき、五節句の一つとして宮中で行わるようになります。
江戸時代になると、針仕事だけでなく、芸事や書道などの上達を願う風習として、広く庶民の間でも行われるようになりました。

※東京水天宮の境内でも短冊をご用意しております。御参拝の際には、ぜひお願い事を書いてみてはいかがでしょうか。(8月7日まで