2019年11月1日金曜日

天皇一代に一度の大嘗祭 ~記念限定御朱印のご案内~

天皇陛下の御即位に関する様々なおまつりや行事が行われていますが、特に今月14日の夕刻から翌15日の未明にかけて行われる大嘗祭は、皇室祭祀において天皇一代に一度だけの、古より最も重要なおまつりとされてきました。
毎年1123日に行われる新嘗祭は、天照大御神を始め天神地祇(すべての神々)に天皇陛下お手ずから、新穀のご飯・白酒黒酒などの様々なご神饌をお供えになり、陛下自身もお召し上がりになられます。即位後初めて行われる新嘗祭を大嘗祭といい、皇居東御苑にはこのおまつりのために大嘗宮という建物が建てられます。
「大正大嘗祭之御図」
染色工芸家で重要無形文化財保持者である故喜多川平八氏の作品
神話の時代、天照大御神様はその孫(皇孫)である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)へ八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)の三種の神器と稲穂を授け、日本の国を治めるよう三つのことをお命じになりました。「天壌無窮の神勅」、「宝鏡奉斎の神勅」とともに、「斎庭稲穂の神勅」(高天原の神聖な田の稲穂を授けるので、稲を人々の糧とすること)は、お米は神様からいただいた神聖で大切な食べ物であり、神代から今に続く日本の国のありかたを伝えています。
瓊瓊杵尊のひ孫にあたる初代神武天皇をはじめ、代々の天皇は皆この‟み教え”のまま、大嘗祭や新嘗祭で天皇御自身が五穀豊穣と国の平安・発展を祈ってこられました。
日本は、天照大御神から続くご子孫が皇位に即き、伊勢神宮と宮中では御神鏡が祀られ、米を主食としているように、神代からの約束事や歴史を今に受け継ぐ他に類を見ない国です。今年も豊年満作、おいしいご飯が食べられることに感謝し、御即位をお祝いしたいですね。

☆記念限定御朱印のご案内☆
大嘗祭を記念し、1114日より「奉祝大嘗祭記念限定御朱印」を授与いたします。書き置きでのお渡しです。無くなり次第終了となりますので、ご了承ください。