2012年10月14日日曜日

「御子守帯」誕生のお話

今回は、「御子守帯(みすゞおび)」誕生のお話です。
皆様、社殿でお参りをするところに神様をお呼びする大きな鈴があります。その鈴を鳴らすためについている紐を「鈴の緒」と申します。
その昔、古くなった「鈴の緒」をおさがりとしていただいき、腹帯として用いた妊婦様がいらっしゃいました。そして、安産を祈願したところ、ことのほかお産が楽であったということが、人づてに広まりこのご神徳をいただきたいと、多くの妊婦様が水天宮へ参拝されるようになりました。
この由来から、腹帯を「鈴の緒 御子守帯」と名付け、犬のお産が軽いということにあやかって、戌の日にご祈祷を行い、皆様におわけしております。

神道マメ知識
鈴…社頭に設けられた鈴は、清々しい音色と共に神さまをお呼びし、参拝者を祓い清めます。

今日も多くの皆様にお参りいただいております。昔も今も、ご妊婦様はもちろんのこと、ご家族様の安産を願う気持ちは変わらず美しいものですね。

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