2019年12月15日日曜日

七難即滅・七福即生 ~七福神巡り~

今年も残すところあと半月となりました。神社では、お正月の準備で大忙しの時期となりました。
水天宮の境内末社として祀られている辨天様は日本橋七福神の一つとしても知られています。

久留米藩第九代藩主 有馬頼徳公が加賀藩第十一代藩主 前田斉広公と宝生流能楽の技を競った際、辨財天に願をかけ見事に勝利を収めたことから、有馬家では代々辨財天を崇敬してきました。現在は寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)と呼ばれ、お正月には七福神巡りの参拝者で大変賑わいます。芸事をはじめ学業、金運のご神徳とともに、最近では勝負事の神様として有馬記念の必勝祈願にお参りする方もいらっしゃいます。



さて、上から読んでも下から読んでも同じものを「回文(かいぶん)」と言いますが、日本では昔から回文には不思議な力があると信じられてきました。
 「永き世の遠の眠りのみな目覚め波乗り船の音の良きかな」
 (なかきよのとをのねふりのみなめさめなみのりふねのをとのよきかな)
正月2日に、宝船に乗った七福神の絵にこの回文歌を書いて枕の下に置いて寝ると、縁起の良い初夢を見ることができるといわれています。

7つの難が除かれ、7つの福を授かる七福神。皆様も朱印帳や色紙を手に、日本橋の街並みを歩いてみてはいかがでしょうか。

☆日本橋七福神巡りのご案内☆
巡拝期間:1月1日~7日 
参拝時間:午前9時~午後5 
元旦深夜のみ午前0時から午前2時まで(授与品の頒布は午前1時まで)

日本橋七福神公式サイトはこちら