2012年12月30日日曜日

年の瀬に

寒さが一段と厳しくなり、今年も残り一日となりましたね。 
今年最後のブログは、年の瀬に詠まれた歌を紹介致します。

昨日といひけふとくらして あすか川 流れて速き月日なりけり
詠み人(はるみちのつらき)
こちらは、古今和歌集巻第六に収められた「冬歌」と呼ばれる歌の一首です。
※はるみちのつらき(春道列樹)・・・平安時代中期の歌人

歌の意味は、昨日過ごし、今日過ごし、明日がくる。まるで「飛鳥川」の流れが速いように月日がたつのは早いものだ。というものです。
年の瀬になると、今も昔も月日の流れは変わらず早く感じるものなんですね。

来年も引き続き皆様に親しまれるブログを発信していきたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。

≪ご案内≫
平成25年1月1日に、社報「みすゞ4号」がでます。そちらでは、お正月にちなんだ和歌をご紹介しておりますので、ご覧頂ければ嬉しいです。